想い出と感謝

 私は何度も言いますが、体育会系どっぷり野球人です。ここ数年、現役から退きましたが、野球を通じて、学生時代から数年前まで、様々な経験をしてきました。宝物です。

 23歳前後の頃に、同級生を中心としたチームに属していました。

 ある試合で対戦した相手チームのメンバーが、同じ高校の先輩方でした。

 「うちのチームを手伝ってくれよと。」助っ人で呼ばれ、朝野球に誘われました。たまたま、その試合でホームランを打ったので、活躍が認められ、新たな出会いが生まれました。

 後に15年以上にわたり、野球も、社会勉強も、様々な経験も、私の人生の導きになる出会いとなりました。

 その草野球チームでは、色々な人材が集まっていました。元プロ野球選手や日立製作所野球部OBなどです。チームメイトは、野球が好きで熱く、朝からナイターまで、共に汗を流していました。

 硬式社会人野球で活躍していたトップ選手は、やはりレベルが違いすぎましたね。

 ネクストバッターボックスで、ピッチャーとの一球一球の駆引きを間近に見ることが出来ましたし、スイングのスピードや打球の速さは桁違いでした。同じグラウンドで過ごした時間を通して、野球の楽しさを実感することが出来ました。野球の奥深さを経験することが出来ました。

 更に、仕事が違う、世代が違う、性格が違う、価値観が違う、私にとって大きな人生勉強になった経験なのです。

 そのチームメンバーも今では歳を重ね、世代交代した方も、現役で多方面にわたりご活躍の先輩方もいらっしゃいます。16年前、選挙初戦も多大なご支援をいただきました。人生の勉強をさせていただいたにも関わらず、恩返しができていない私が悔しいです。申し訳ないです。

 同時にソフトボールも競技していました。市内大会で優勝して、県大会に出場すると、レベルが違い過ぎて、アウトが取れず、1イニング10点以上や、ノーヒットノーランをやられたこともありました。自分自身も3球3振の屈辱もありました。「住友金属鹿島」「自衛隊百里基地」「筑波大学」強かったですね。懐かしい思い出です。

 数年、現役を退いてから、後輩の紹介で、新たなソフトボールチームに加わりました。

 後輩主体のチームですから、培った私の経験をチームに伝えていました。私が地元を離れたこと、私自身が勝手にチームを脱退したこと。4年前の苦い思い出です。

 しかし、監督やキャプテンは、「黒澤さんユニフォーム残ってますよね」と、暖かい言葉をかけてくださいました。嬉しかったです。コロナ禍でお会いすることが出来ない状況ですが、出会いに感謝しております。

 地元ケーブルテレビでの高校野球の生収録、実況解説も良い思い出であります。当時、母校を応援するあまり、地元びいきの実況とケーブルテレビ会社に苦情が殺到した場面もありました。

 市議会にも野球チームがありまして、県大会で優勝したことも思い出ですが、野球を通して、会派のカキネを超えて、市議会議員同士のコミュニケーションの場であったことが、何よりの思い出です。

 練習の際は、消防職員やOBが貴重な非番、休みの時間に、お手伝いをいただけました。練習試合となると、相手のピッチャーは高校野球部の後輩です。私にだけ、本気で投げてきて、こう言うんです。「先輩にだけは打たれたくないですからと…。」何も30歳以上も年齢が違うのにマジにならなくてもと思いませんか?可愛いですね。良い思い出です。

 野球を通して、大きく貴重な人生経験をさせていただきました。

 また、野球に関係なく、様々な出会いも、私の貴重な人生経験です。

 全てに感謝し、ご迷惑をかけた部分もたくさんありますが。

 それぞれの仲間の支えがあったからこそ、私の経験を積むことが出来ました。

 恩を忘れることなく、感謝を忘れることなく、今後につなげていきます。

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